何事も準備が大切ですよね!
ポルトガルの田舎町へ 旅行計画を組み立てる
初めて来たはずなのに、どこか懐かしい、世界中に散らばる数々の田舎の町。
たくさんあって、すぐにでも旅行に出かけたくなります。
でも、充実した旅行をするには、準備が大切です。
田舎の町を旅する前に、どんな準備が必要なのか?
ポルトガルの田舎町に旅する場合を例にお話します。
ポルトガルの田舎町に行くなら、自由旅行がおすすめ
一般的に、旅行手配の仕方には、
自由旅行 と パッケージツアー
の2つがあります。
特徴を簡単にまとめるとこんな感じです。
- 旅の各パーツを
個人で各販売元から購入。 - 自分で旅行行程を考え
使用する旅の各パーツ
を探して選び、
それぞれ購入する。
- 比較的安価に手配できる
- 計画の自由度が高い
- 現地でも自由に動ける
- 全て自分で一から
考えないといけない - パーツごとに
購入手続きが必要 - 不測の事態が起こっても
自分で対応が必要
- 旅行会社で購入。
- 旅行会社が旅行行程を考え
使用する航空便、ホテル等
の旅のパーツを組み合わせ
一つのパッケージにして
販売している。
- 一か所に申込むだけでよい
- 手間がない
- 添乗員付きのツアー
なら現地でも楽々
- 旅行の内容に自由度がない
- 現地で行動が
制限されることがある - 個人手配と同じクオリティ
の商品は値段が比較的高く
なる場合がある
自由旅行とパッケージツアー、どちらを使うか、旅行の目的や行先によって使い分けが必要です。
うまく使い分けができると、より楽しい、リーズナブルな旅行が可能になりますが、どちらの方法にもそれぞれメリット、デメリットがあります。
ポルトガルの田舎町をいくつか訪れるなら、自由度を優先させたいところ。
自由度優先なら自由旅行に軍配が上がりますが、自由旅行のデメリットも気になります。
しかし、考え様によっては、デメリットもメリットと考えることもできます。
例えば・・・
計画が出来上がる過程を楽しめる!
トラブルを自分で乗り切って唯一無二の経験が味わえる!
ポルトガルの田舎町に行くなら、自由旅行がおすすめ。
自由旅行は旅のD.I.Y。旅行のパーツにはどんなものがある?
自由旅行の計画とは、
「旅のパーツの組合わせを決める」
ことです。
要は家具やパソコンを組み立てるのと一緒。
作る家具によってパーツの素材やグレード、大きさ等が違うように、旅行のパーツにもそれぞれ特徴があります。
各パーツの特徴を正しくとらえて、旅行の目的にあったパーツを選び、上手く組み合わせることで満足度の高い旅行計画が出来上がります。
旅行のパーツの種類は、大きく5つあります。
町と町の間の移動手段
(鉄道、バス、タクシー、レンタカーなど)
その国までの移動手段
(主に航空機など)
ホテル
レストラン
期間と予算を考える
旅の各パーツを選ぶ際、影響する要素に
旅行に行ける日数 と 予算
の2つがあります。
ポルトガルの田舎町に行くのに必要な日数は7日以上
旅行に行くなら、できるだけ長く行きたいけれど、そういうわけにもいかないですよね。
計画を始める前にどれくらいの期間旅行に行けるのか確認が必要です。
旅行先によって最適な日数が異なりますが、
ポルトガルの田舎町を訪れる場合、
7日間以上旅行日数を確保することをオススメします。
- ヨーロッパ(ポルトガル)の場合は、移動で2日必要(行きと帰りで一日ずつ)です。
- 飛行機の発着する大きな都市(ポルトガルであれば、主にリスボン/ポルト)から田舎町まで移動する時間を考慮する必要があります。(ポルトガルなら半日~一日)
- 学生さんやフリーランスの方などで時間が自由に取れる方は旅程を組まずに自由に旅行をするのもいいかもしれません。
予算は、ポルトガルの田舎町巡りなら15万円~20万円前後
こちらは、2019年6月にポルトガルの田舎町に7日間旅行した際の費用内訳です。
(ポルト、アヴェイロ、ビゼウ、セロリコ・ダ・ベイラ、リニャレス、グアルダを周遊)
(エコノミークラス /KLMオランダ航空) | 航空券代88090円 |
ホテル代(5泊) | 27818円 |
バス/鉄道代 | 10035円 |
タクシー代等 | 食事代、約25000円 |
合計 | 約150943円 |
一番お金がかかるのが航空券なので、航空券の値段は予算に大きく影響します。
この時は結構安く航空券が購入できたのでトータルの費用は15万円くらいに収まりました。
本日(2021年6月)2021年10月中旬頃の同条件の航空券の値段を調べたところ航空券だけで約15万円でした。
そうすると上記の旅行で20万円くらいかかりそうです。
尚、航空券はできるだけ早めに購入した方が安く購入できます。
また、中東系の航空会社はもっと安かったので、予算優先ならより安い航空券を選ぶ選択肢もあります。
お金の使い方は、人それぞれ。
ホテルやレストランにお金をかける方もいらっしゃれば、ビジネスクラスを利用される方もいらっしゃるでしょう。
目安は15万円から20万円といったところですが、ご自身のお財布と相談して旅の各パーツを選ぶとよいと思います。
- 計画を始める前に、どれくらいの期間旅行に行けるかを確認
ポルトガルの田舎町に行くなら、7日間以上必要。
- ポルトガルの田舎町を7日間で巡る自由旅行で費用は15万円~20万円
旅行パーツを選ぶ順番
旅のパーツの特徴を考える前に、まず、各パーツを選ぶ順番についてお話しします。
最初に選ぶのは
訪問する町
(鉄道、バス、タクシー、レンタカーなど)
(主に航空機など)
の3つです。
なぜならこの3つは、選ぶ際にそれぞれに影響しあうからです。
計画を作っていると・・・
ポルトからポルトガルに入ってポルトから帰る航空券が安い!
でも、行きたい街を見るなら、リスボンから入って、ポルトから出る方が効率的に回れそう
航空券はちょっと高いけど行きたいところ優先で行こうかな
リスボンから早朝のバスに乗って田舎町に向かう旅程にしたい
でも、行こうとしている日は、バスが午後にしかないなあ
別の町にしようかな
それか日付を変えて他の町を回ってから行こうかな。そっちの町行きのバスは・・・。
という感じになります。
そのため、この3要素それぞれがきちんとかみ合うかを確認しながら、3つの要素を同時並行で選びます。
(予算内、期間内に収まりそうかも一緒に考えます。)
上記3点が決まった後、ホテル、レストランを選びます。
町と町の間の移動手段
その国までの移動手段
の3つを最初に選ぶ。
それぞれに影響しあうので、同時並行で確認しながら選ぶ
予算、期間内に収まるかどうかも一緒に考える 訪問する町
- 上記3つを決めてからホテル、レストランを選ぶ
旅行パーツの特徴と組合わせ方
それでは、ポルトガルの田舎町を巡る旅行を想定して各旅行パーツについて詳細を見ていきます。
期間、予算、選ぶ順番も考えながら、各パーツを選んでいきます。
訪問する町を決める
-
STEP1普段から旅行に関する情報に触れた時、いいな、と思う場所はメモを取っておく下記は日常の中で旅行情報が得られるソースの一例です。
- 政府観光局ホームページ
(ポルトガルはこちら) - 旅ブログ
- GoogleMapサーフィン
- Windowsの起動画面画像
- テレビ(旅番組)
- Youtube
(旅行系Youtuberチャンネル) - SNS(インスタグラム等)
- 友人との会話
- もちろんガイドブックも
- 政府観光局ホームページ
-
STEP2ストックしていた「行きたい町リスト」から行きたい街を選ぶいざ旅行に行くタイミングになったら、これまでのストックから行きたい街を選びます。
選んだ町全てに行ければいいのですが、時間が限られています。
近めの街をいくつか選ぶと効率的です。 -
STEP3どの都市から行先の国、地域に入る/出るかを決めるポルトガルならリスボンかポルト(かファーロ)から出入りします。
リスボンINポルトOUTという風に入る都市と出る都市を変える方法もあります。
(オープンジョーと言います。)
オープンジョーは、一筆書きのように都市が回れ効率的に行きたい街を回ることができます。
町と町の間の移動手段を決める。(どの町で宿泊するかを決める)
-
STEP1①で候補に出した町にどの交通手段で行くことができるのかを調べるポルトガル国内の交通機関詳細はこちらバス
- 時刻表はこちら
(Rede Expressos) - 最近はGoogleMAPのバス停をクリックし路線と時刻表が調べられる。
- 町の中心部に着くことが多い
- 都市部から郊外まで幅広いネットワークが張られている
- バスにトイレはないが途中バスターミナルでトイレ休憩がある
- 座席は全席指定
- 田舎町を回るには一番おすすめ
鉄道- 時刻表はこちら
(Comboios de Portugal) - 都市近郊は本数が多いが、郊外へは運行本数が少ない
→田舎に行くには使いづらい - 駅が町から離れた場所にあることが多い
- 主要都市間移動、リスボン、ポルト等都市部周辺の利用は便利
タクシー- タクシーでしか行けない場所がある
- 小さな田舎町間の移動に便利
- ホテルや観光案内所で予約可能
- 流しのタクシーはあまりない。
(広場で客待ちをしている場合もある) - 料金交渉が必要な場合がある
レンタカー- ポルトガルの田舎町を最も効率よく回ることができる。
- 海外でのレンタカーの運転に抵抗がないならおすすめ
- マニュアル車が多い
- 郊外ではスピードを出している車が多い
- 自分は、公共交通機関を組み合わせを考えるのも楽しい&マニュアル怖い&海外での運転こわいので使ったことがないです。
- 時刻表はこちら
-
STEP2利用できる交通機関がわかったら、運航されている本数、時間を調べる。確認のポイント
- 何時にその町に到着できるか?
- 別の町に出発するバスがその日のうちにあるか?
-
STEP3それぞれの町が調べた時刻表の交通機関でつながるかを確認
- つながる組合わせを探し続ける。
-
STEP4使用する交通機関を確定、観光するだけの町、宿泊する町を決める。
- 町と交通機関の発着時刻を見ながら、観光するだけの町、宿泊する町を決めます。
その国までの移動手段を決める
国によっては周辺国から鉄道やバスで入国することもできます。
ポルトガルの田舎町が行先の場合は、飛行機でポルトガルに入ります。
- ポルトガルへは日本から直行便の運航はなし。
- 乗り継ぎが必要
- 航空券のパターンは2つ
- ヨーロッパ域内乗り継ぎ
(ヨーロッパ系航空会社) - 中東乗り継ぎ
中東系航空会社) - 日系航空会社
ヨーロッパ内は共同運航便)
ポルトガルまで乗り継ぎできる航空券を一括で購入- ヨーロッパ域内乗り継ぎ
→ヨーロッパ内は別途手配
(主にLCC)- 中国系(北京、上海等経由)
- 日系航空会社
- 韓国系(ソウル経由)
日本からヨーロッパ主要都市までの航空券を購入
- 以下の要素を考慮して選ぶ
- 値段
- 安いに越したことはない
(中国系→中東系→欧州系→日系の順で値段が高い傾向) - 最近は航空会社のホームページから購入が一番安いことも多い
- LCCは、座席指定、荷物の受託に別途料金がかかる場合がある
- 安いに越したことはない
- スケジュール
- 理想的なのは移動時間が短く、現地滞在時間が最大化されるパターン
- 行き
- 初日午前中に日本出発
- 経由地での乗継時間が短い
- 同日夜ポルトガル到着
- 帰り
- ポルトガルをお昼ごろ出る
- 経由地での乗継時間が短い
- 夕方から夜に日本着(翌日着)
- 行き
- 理想的なのは移動時間が短く、現地滞在時間が最大化されるパターン
- 就航都市
- 飛行機でポルトガルに入るには下記いずれかの都市から入る。
- リスボン
- ポルト
- (ファロ)
- 飛行機でポルトガルに入るには下記いずれかの都市から入る。
- 航空会社
- 上記要素を満たす会社を選ぶのですが乗りたい会社があったらそれを選ぶのもまたよし(笑)
飛行機に乗ること自体を楽しむという旅行の仕方もありです。
- 上記要素を満たす会社を選ぶのですが乗りたい会社があったらそれを選ぶのもまたよし(笑)
- 値段
各要素のバランスを考えるとヨーロッパ系航空会社がオススメ!
航空券の話は、また詳しく書きたいと思います。
ホテルを決める
宿泊すると決めた町で、ホテルを決めます。
以下のホテルに泊まると旅行がより満足度の高いものになります。
- 旧市街(観光スポット)に近いホテル 観光がしやすい!
- バスターミナル/バス停/駅に近いホテル 移動がしやすい!
- ポサーダ(古城を改装したホテル) 中世の雰囲気が味わえる!
予約は、agoda,booking.comが掲載ホテル数、価格、予約の取りやすさ共に優れています。
また、HotelsCombinedでは、同じホテルの最安値がわかります。
レストランを決める
レストランは、現地に着いてからのリサーチでも十分ですが、余裕があれば出発前に探しておいてもいいかもしれません。どんな名物料理があるかくらいはリサーチしておくと、現地らしい料理が楽しめます。
探し方は以下の通りです。
- 宿泊先のホテルでおすすめのレストランを聞く
- GoogleMapで口コミ良いお店を探す
- TripAdvisorで探す
- ガイドブックで探す
レストランは、きちんとしたお店や、混雑しそうなお店は予約をしたほうがよいですが、庶民的なレストランは予約をしなくても問題ありません。
まとめ|ポルトガルの田舎町への旅行計画のポイント
これまでのポイントを全部まとめるとこんな感じです。
自由旅行がオススメ
期間は7日以上がオススメ
予算は15~20万円から
ポルトガルまでは、ヨーロッパ系航空会社の利用がオススメ
現地での移動はバスがオススメ
ホテルは旧市街/駅/バス停近くのホテルやポサーダがオススメ
自分だけの旅行計画を立てて、田舎の町への旅を楽しみましょう。
次回から、ポルトガルの田舎町を紹介します!